妊婦体験ジャケットは夫を優しくする
夫です。
先日、武蔵野市のこうのとり学級(両親学級)に参加してきましました。詳しくは妻の書いたこちらをどうぞ。
musashino-family.hatenadiary.jp
さて、この「こうのとり学級」で私が楽しみにしていたのが、妊婦体験です。
妊婦体験が楽しみだった理由
さすがに沐浴をさせたことはないですが、年の離れた兄弟がいるので、子どもの頃、赤ちゃんの抱っことかおむつ変えたりとかっていうのは体験してきています。なので赤ちゃんの成長に関することやお世話に関することは情報がアップデートされていくっていう感覚だったんですが、逆に妊婦体験については全く未知の感覚だったので一番興味があるところでした。
妻が妊娠してからよく足や背中のマッサージをお願いされるようになりました。
おなかが大きくなってくることによって背中・腰回りの負担や足の張りがひどくなってきていて、普通の一日から帰ってきただけでも、何キロも歩いた日のように足がパンパンになっていたりして、その負荷が大きさに驚かされていました。
なので、本当に好奇心としてどんな動作が辛くなるのか、お腹が重いってどんな感じなのか、っていうところにとても興味があったのです。
似て非なるものだけど勉強になった
当日は、妊婦体験ジャケットを着用して、横になったり、階段を上り下りしたり、おちているものを拾う動作をして、妊婦さんの苦労を体験しました。
妊婦体験ジャケット肩と腰で固定される防弾チョッキのような作りになっており、7-8キロ程度の重さをずっしりと感じました。徐々に増えるとはいえ、この重さが体につくのは大変ですね。
その後、あおむけや横になったり、歩いてみたり、階段を駆け上がってみたりして、まずジャケットのせいか肩への負担が異様に大きいことを感じました。
おそらく妊婦さん的にはもっと腰と膝で重さを支えているんだろうなーという感じでしたが、ジャケットだと重たいリュックを前に背負っている感覚でした。あまりにも肩の負担が大きいので、途中で妻に腰のベルトを巻き直してもらいました。それでもまだ肩で背負っている感じが強かった。
ここは疑似体験なので、どうしてもギャップが生まれるところなのかも。
言われた通り、あおむけはもろにお腹が重たくて辛く、横向きの方が体重が逃げて楽だったり、階段は上りもくだりも膝に負荷がかかるのがよくわかりました。これはしんどいわ。このあたりは妊婦さんの体感に近いものを感じられた気がします。
座っているときもお腹がひざ上にのっかって足がしびれそうでしたが、妻曰くそこまでの感覚はないとのこと。こういった辛さが、ジャケットによるものなのか、お腹が大きく重くなった妊婦さん特有しているものなのかを、ひとつひとつ妻に確認しながら体験できてかなり勉強になりました。
この状態で日々生活している妻すごいと改めて感心。女性は本当に強いですね。心身ともに。
相手の視点になれば問題解決は進む
妊娠初期のつわりの時期もそうですが、妊娠してから妻の体はどんどん変わっていきます。一方の夫のほうは、常に話を聞いているだけで、そういった体調の変化とかうまく実感することができません。
妊婦生活がどんなものかという興味本位でしたが、体験してみて、妊婦体験は夫婦間での認識のズレを埋めるのに役立つ企画だと感じました。
妊婦体験をしたからといって、なんでもサポートできる完璧な夫になれるわけではありませんが、妻が「○○してほしい」といったときに、なぜそれが大変でお願いしたいのか、理解しやすくなったという点ですごく良い体験でした。
例えば妊娠してから買い物とかも大変になる、というのは頭では理解していましたが、妊婦体験をした後に、「既に体もこんなに重くなった状態でお米とか持てない」、っていうのはすごくよくわかるようになりました。
これまで漠然とやっていた家事とか手伝いが、実感が伴ったことによって役に立っているかどうかを判断しやすくなったような気がします。
夫婦の協力体制を強化するためにも、妊婦体験いいアイデアだと思います。
それでは!